こじれるコンプレックス

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栗生みなに感情移入する。 『ふたりカオス』観てきた<4>

これまでの記事はこちら

劇場のレイアウトと登場人物の個性に圧巻。 『ふたりカオス』観てきた<1>

椎名亜音の登場する瞬間、言葉を発する瞬間に引き込まれる。 『ふたりカオス』観てきた<2>

漫才コンビみたいな風俗嬢たちの掛け合い。 『ふたりカオス』観てきた<3>

 

栗生みなさんは『壊れかけの恋唄』で

初めて存じ上げた。

哀しげな表情を作るのがとても上手く、

思わず感情移入した記憶がある。

 

悲惨な過去を持つボクサー。

チャンピオンベルトがかかった試合の直前、

音信不通だった福地教光さん演ずる兄と再会するという流れ。

 

「兄が家族をめちゃくちゃにした」という

恨みをハングリー精神に変えてボクシングにのめりこんだ。

その背景があるから、飄々とした態度の兄に対して、

憎しみを思いのままにぶつけていく。

 

その表情、振る舞い、言葉遣い。

わたしはまた、彼女に感情移入していた。

罪悪感を覚えていないような言動ばかりの兄、

試合の直前だというのに動画の話をする兄。

その兄に対する複雑な感情を抱いたあたり、

もうわたしは完全にそのボクサーの気持ちで舞台を観ていた。

 

舞台が終わった後にお話をすると、

笑顔が素敵でとても可愛らしい人。

ただ、役に入ると、すごく芯を感じる演技をする。

このギャップもあるから、長い面会の列が

できるのだろうか、と納得。

 

後々調べたら、彼女とわたしは同じ年だと知った。

わたしも頑張らなくては。

近々出られる舞台は、『レンタル彼女』