こじれるコンプレックス

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こじれるコンプレックス

ラジオを中心に好きなことを自由に書いているブログ

全部「あいつはB型だから」「あいつはゆとりだから」で片付けるのって、一種の逃げだよね

雑談
「B型はわがまま」
「ゆとり世代は非常識」
特定の種類の人たちを、こんな調子でカテゴライズする人がいる。
 
そして、何か後輩がミスをしたとか、自分に都合の悪いことが起きると、「あいつはB型だからなあ」とか「あいつはゆとりだからなあ」と、その人の一部分だけを取り上げてざっくり皮肉る。
 
自分にとっては当たり前にできることが、後輩はうまくできない。
そんな後輩の無能さにもどかしさを感じる余り、嫌味の一つでも言いたい気持ちは分かる。
 
だけど、血液型とか教育を受けた時代を否定してその人を全否定するような言い方をする人は、ちゃんと向き合ってないというか、不親切なんだな、と思う。
面倒なことを、簡単にまとめて片付けているように見える。
 
もっとも、血液型と性格の関係は、疑似科学の域を出ない。
検索すれば「やっぱり血液型と性格には関係があった!」という趣旨のページはよく出てくるが、信頼性に欠ける。
そもそも、それぞれの血液型で言われる「几帳面」、「わがまま」、「おおらか」、「二面性」という言葉なんて、当てはめようと思えば誰にでも当てはめられる。
 
自分のお金の管理をちゃんとするから「几帳面」。
嫌なことを頼むと露骨に顔に出るから「わがまま」。
愛想がよく、滅多なことで怒らないから「おおらか」。
明るい時もあればネガティブな時もあるから「二面性」がある。
 
この4つ、全部O型の私のつもりで書いた。
「几帳面」「わがまま」「おおらか」「二面性がある」
4つの性格に関する自分の言動を振り返ってみると、見つけるのは簡単である。
 
性格を表す言葉って、人によって解釈やニュアンスが変わる。
だから、よっぽど外れた使い方をしない限り、大体のエピソードは言葉と印象が一致するのだ。
それに、性格が4パターン以上あることは言うまでもない。
 
ゆとり教育の世代をざっくりバカにする人もいるけど、果たして本当にその世代はろくでもない世代なのか。
そもそも、ゆとり教育が悪だとするなら、ゆとり教育をするといった政党に投票した人の問題にも関わってくる。
ゆとり教育を受けたいなんて、こっちは一言も言っていない。
 
気がついたら土曜日が休みになったし、気がついたら算数の授業で電卓を使うケースが出てきた。
それで学力が落ちたとか、円周率は3だなんてとか騒がれた。
子を学習塾に入れる親も出てきて、もしかしたら詰め込まれた学習量は団塊ジュニア世代より多いかもしれない。
結局ゆとり教育の最初から最後まで、大人が大騒ぎしてる。子どもはただただ勉強していただけ。
その大騒ぎの顛末を、当時投票権のなかった世代に投げつけられても、コメントに困る。
 
話のネタにはなるし、現に当たってるんだからいいじゃないか、と思う人もいるかもしれない。
 
あくまでB型やゆとり世代の本人がネタにして、笑いを取る分には勝手である。
ただ、もしかしたら本人も無理をしてるかもしれない。
ウケるから、分かりやすいから、まあいいかと、割り切っているだけかもしれない。
内心「ゆとりをバカにしてるけど、あんたに言われたくない」と思ってるかも。
 
結局、後輩の無能さに文句を言って、普段のストレスをちょっとスッキリしたいだけじゃないか。
そのための口実に、B型とか、ゆとり世代とかを引き合いに出してもっともらしくしているだけかもしれない。
だから、言う方は後輩を否定して自分を正当化しない方がいいし、言われた方も特段引っかかる必要はない。
 
でも、私もやがてもう少し年をとって、一回り近く離れた後輩ができてきたら、そんな調子で若い子を皮肉るんだろうか。
「あの子は脱ゆとりだから言われたことしかできない。言われたことはちゃんとできるのに、もうちょっと勘が働かないのかしらね~」
…私だって勘は鈍いくせに。