こじれるコンプレックス

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ラジオを中心に好きなことを自由に書いているブログ

【6月23日は沖縄慰霊の日】沖縄出身が考える慰霊の日の意味

雑談 沖縄
沖縄にいた頃は、6月23日は学校が休みだった。
正直学校が楽しいと思えなかった私にとっては、嬉しい日だった。
この日が特別視される理由は何となく分かるけど、特に深く考えていなかった。 
 
横浜に来てからはこの日は普通の平日になった。
ただ、この日が持つ意味、というものを改めて考えるようになった。
 
6月23日は慰霊の日。
 
戦時中、日本で地上戦が唯一行われた場所である沖縄。
その沖縄戦において、日本軍の第32軍司令官だった牛島満中将らが自決した。
この日が6月23日にあたり、組織的戦闘が終わった日、とされている。
(ただし、この日以降も散発的な戦闘は行われ、正式に終わったのは9月とも)
 
沖縄戦が残した跡は、今も不発弾という形で残っている。
不発弾処理による影響で、沖縄都市モノレール(ゆいレール)が一時運休することもたびたび起きている。
 
沖縄戦の歴史や記録については、NHKが取材した内容をまとめたホームページがある。
当時の映像や当事者の証言もあり、戦争の生々しさが伝わってくる。

www.nhk.or.jp

 

NHKスペシャル 沖縄戦 全記録 [DVD]

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NHKスペシャル 沖縄戦 全記録

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沖縄戦に関連して、近年議論になっている話題がある。
 
  • 米軍基地に関する問題
日本における米軍専用施設の約74%が沖縄に集中している。
また、普天間基地の移設問題は、辺野古への移設を推進する国と反対する県が対立している状況で、進展の見込みがついていない。
 
米軍に関連する事件もたびたび発生している。
1995年の米兵少女暴行事件、2004年の沖国大米軍ヘリ墜落事件、そして今年うるま市で発生した強姦殺人事件。
その度に基地に対する県民の反発感情が露わになった。
強姦殺人事件が発生した今年の6月19日には、海兵隊の撤退を求める県民大会も行われている。
 
「基地があることで平和が脅かされている」との思いから、声をあげている人たちもいるのは確かだ。
一方、防衛上必要という理由から、沖縄の基地負担を是とする人たちもいる。
この対立が解消する様子は、一向に見えてこない。
 
  • 憲法9条の改憲論争
7月に行われる参院選の結果次第では、安倍晋三首相の悲願とされる憲法改正が実現する可能性もある。
平和の実現という理念を掲げていて、戦争は絶対いけない、これは安全のためなんだ、という前提はあるはずだ。
 
ただ、護憲派の人からしたら、この改憲によって「戦争が行われやすくなるのでは」という懸念もあるのは確か。
もし日本が戦争に関わることになった場合、米軍基地が集中する沖縄、およびそこに住んでいる住民が影響を受ける可能性も否定できない。
 
 
年を重ねるにつれ、慰霊の日が持つ意味を考えるようになってきた。
どんどん当事者がいなくなっていく中で、私たちは何を考えなきゃいけないのか、この日が来る度に問いかけられているような気がするのである。
 
参考
 
特攻に殉ず - 地方気象台の沖縄戦 (中公文庫 た 73-3)

特攻に殉ず - 地方気象台の沖縄戦 (中公文庫 た 73-3)