こじれるコンプレックス

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こじれるコンプレックス

ラジオを中心に好きなことを自由に書いているブログ

法律上ダメだけど、ラジオ番組がYouTubeにあがっていてもほったらかしな理由

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YouTubeを見れば、個人でラジオ番組をアップロードしているケースをよく見かける。
特にお笑い芸人が出演する番組は探せばすぐに見つかり、その専門のチャンネルもあるくらい。
 
厳密に言えば、ラジオ番組の無断アップロードは著作権法に違反している。
ただ、テレビ番組に比べれば、取り締まりはかなり緩い印象を受ける。
 
著作権に違反することはいわゆる「親告罪」であり、ラジオ局や制作会社が告訴しない限りアップロードした人は罪に問われない。
動画の削除申請に関しても同様で、権利を持っている人(ラジオ局や制作会社)が申し立てない場合、アップロードした人が自分で削除しない限りスルーされる。
実質、アップロードは黙認されている状況、とも言える。
 
なぜたくさんのラジオ番組がネット上にアップロードされ、黙認されているのかについて、理由を4つあげてみた。
 

理由1:認知度が低いため、聴いてもらった方がまだいい

テレビに比べると、ラジオはメディアとして規模が小さい。
首都圏のセッツインユース(調査対象の内、ラジオを聴いている割合)は、2016年4月の調査で6.8%。
落ち込んでいた時期に比べれば、これでも回復している方ではある。
しかし、首都圏の調査対象のラジオ局全てでこの数値なので、テレビに比べれば規模が小さいことが分かる。
参考:
 
それゆえ、テレビ番組に比べればラジオ番組の認知度は高くない。
だったら、目くじら立てて削除申請をするより、聴いてもらった方がまだ番組を知ってもらうためにもまし。
そんな判断になっても仕方ないかもしれない。
 

理由2:発言の真意を確認してほしい

お笑い芸人がラジオ番組で何か発言すると、ネットニュースの記事になることが多い。
特にナインティナインの岡村隆史さんは、「オールナイトニッポン」で時事問題に言及すると「岡村 ○○に苦言」と言った見出しで記事になる。
このことに関してあまり快く思っていない旨、岡村さんはテレビ番組で発言していたことがあった。
 
伊集院光さんも「伊集院光とらじおと」や「深夜の馬鹿力」での発言をネットニュースに取り上げられることがよくある。
伊集院さんは自身の番組で「できれば生で聴いてほしい」という趣旨の発言をしている。
 
実際、番組の流れを無視して一部分を切り取った発言はたいてい本来の意図が伝わらない。
勝手に解釈して「お前ごときが偉そうに言うな」などと怒る人たちも多い。
 
ネットニュースの記事で判断せず、音源を確認した上で意見を言った方が筋は通っているし、勝手に記事にされる芸人さんもましと思っているかも。
その音源が、たとえYouTubeにアップされているものだったとしても……。
 

理由3:リアルタイムで聴けない人の需要には応えている

学生や会社員は、だいたい日中活動して、深夜は寝ている。
仕事中にやっている番組や、寝ている時にやっている番組は、リアルタイムで聴くことができない。
 
生放送の番組はリアルタイムで聴くのが一番いいに決まっているけど、そんなことをしていたら仕事が成り立たなくなる。 
ラジ録」など、ラジオ番組を録音するためのソフトはあるが、YouTubeにあがっていったらそっちの方が楽ではある。
 

理由4:海外在住者の需要にも応えている

radiko」や「らじる★らじる」は、日本国内でしか使用できないため、海外から聴くことはできない。
ポッドキャストが一応代替のサービスとなるのだろうが、コンテンツは限られる。
 
VPNを使う裏技は一応あるが、そこまでするのは少し面倒でハードルが高い。
YouTubeならその手間を省けるため、海外に住んでいる人にはありがたいだろう。
 
以上、ラジオ番組の違法アップロードが黙認される理由を推測してみた。
 

radikoはタイムシフトを公式のサービスとして提供するべき

2015年8月には共同通信が、radikoが過去1週間分のラジオ番組を聴けるサービスを年内には始める、と報じたことがあった。
実際、私はラジオニュースでこの話題を聴いていたため、いよいよタイムシフト機能が始まるのかとすごく期待していた。
参考:
 
しかし、2016年7月時点でもタイムシフト機能はサービスとして実装されていない。
具体的な開始時期も依然不明である。
参考:
 
radikoがタイムシフトのサービスを始めれば、YouTubeへのアップロードに対する抑止力にはなると思うが、果たしていつになるのか。
 

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